入れ歯と口臭
入れ歯を入れている方の悩みで多いのが、お口の臭いです。
入れ歯を装着されるようになった患者さまから、ご自身の口臭が気になるようになった、とのご相談を受けることもよくあります。
一度自分の口臭が気になり始めると、周りからどう思われているか、気になってしまうものですよね。
今回は、入れ歯が臭ってしまう原因とその対策について、詳しくお話ししていきたいと思います!
入れ歯の臭いの原因は?
入れ歯が臭う一番の原因は、入れ歯に汚れが付着したままになっているという点です。
食事の際に食べ物のカスが入れ歯についてしまうのですが、この汚れをきちんと洗浄して落とさないと入れ歯に汚れがついたままになってしまうのです。
汚れをそのままにしていると、入れ歯に「歯垢(しこう)」と呼ばれる菌の塊が付着し、時間が経つと歯ブラシでも取ることができない「歯石(しせき)」へと変わってしまいます。
汚れを放置すると…
菌の塊である歯垢や歯石を放置してしまうと、段々と入れ歯に付着する菌の種類や量が増えていきます。
その中でも、特に入れ歯を好んで集まってくる菌の一つに「カンジダ菌」というカビの菌があり、これが入れ歯や口臭の原因となってしまうことが多いのです。
カンジダ菌とは?
口腔常在菌として、普段からお口の中に住んでいますが、特に入れ歯を好んで集まってきます。
カビの付着した不潔な入れ歯を毎日使用していると、お口の中の粘膜が炎症を起こしてしまいます。
入れ歯の臭いの対策方法
入れ歯に付着する食べ物のカスや歯垢を落とすには、毎日のお手入れ(入れ歯みがき)と、週に1回程度は寝る前に洗浄剤に浸けておくことが効果的です。
歯ブラシで入れ歯の汚れを落とした上で、洗浄剤に浸けることで着色や臭いなどを取り除くことができ、入れ歯を清潔に保つことができます。
なお、洗浄剤については使い回しをせずに、毎回取り替えるようにしましょう!
また、複数の入れ歯をお持ちの場合は、まとめて洗浄することは避け、個別に洗浄を行ってください。
松友歯科クリニックでは、カンジダ菌除去にも有効な、スタッフが厳選した入れ歯洗浄剤も取り扱っておりますので、お気軽にスタッフまでお尋ねください。
入れ歯のお手入れを適切に行なっても、お口の臭いが気になるという方は、入れ歯ではなく別の原因で口臭が発生している可能性があります。
たとえば、主な口臭の原因として、歯周病や口腔乾燥症(ドライマウス)などが考えられますので、入れ歯のお手入れを行っても臭いが改善しないという場合はお気軽にご相談くださいね!
松山市の痛くない歯医者を目指す
松友歯科クリニック