口腔機能を育むために~今日から始めよう!子どもの食事とトレーニング~

こんにちは。愛媛県松山市にある松友歯科クリニックです。
みなさん、食事は好きですか?食べることは生活そのものといっても過言ではないくらい、生きてく上で大切なことですよね。
普段なにげなくしている食事ですが、食事をするにあたって欠かせないのが口腔機能になります。
口腔機能とは、【①食べること(咀嚼・嚥下)】【②話すこと(発声・構音)】【③呼吸をすること】【④表情をつくること】これらを円滑に行うための機能を指します。
口腔機能は「食べること」「人と関わっていく」ために必要不可欠なのです。
この記事では、口腔機能について小児の食事の仕方やお口のトレーニングについて解説します。
INDEX
口腔機能の発達
口腔機能の発達は哺乳時から始まっています。しかし近年、子どもを取り巻く環境の変化により、口腔機能が育ちにくい状況があります。
小児期での口腔機能の発達・発育不足の状態は「口腔機能発達不全症」(障害の有無に関係なく食べる・話すなどの機能が十分に発達していない)と診断され、近年その数が増えています。
お子様の食事・お口についての心配事はありませんか?
口腔機能が発達していない小児の場合、下記のような症状が見られます。
口がぽかんと開いている
食事のスピード
活舌がよくない
指しゃぶり・唇をかむ癖がある
歯並びが悪い
正しい食事の仕方
自覚を促す
姿勢・くちゃくちゃ食べるなど注意しても治らないと訴える保護者は少なくありません。子どもに食べ方の実態を理解してもらうため、動画を撮影しいっしょに確認することで自覚してもらいましょう。
正しい食べ方をする大切さを伝える
問題点を明確に伝え、なぜ改善が必要なのか理解してもらいましょう。
よく噛んで正しく食べるメリット
〇唾液分泌により、消化が促進され、飲み込みやすく安全なうえ、虫歯予防になる。
〇口腔周囲筋の強化により、歯列・咬合を適切な成長に導く
〇よく噛むことで血流が増加し脳細胞の働きが活発になる
〇食べすぎを防ぐ
〇味覚の発達を助ける
〇顎の発達を助け、発音がきれいになる
食環境を整える
食事に集中できる環境か:テレビがついていたり、近くにおもちゃはありませんか?
一緒に食べておいしい・楽しい食事を共有しましょう。
お手伝いができる年齢になれば簡単なお手伝いを頼んで一緒に支度をするのもいいかもしれません。
食形態と口腔状態の合致
口腔状態に合わない食事の場合、噛めない・ため込み・丸のみなどの問題が生じます。
発達年齢に合った食具:近年低年齢から箸を使う傾向が見られますが、スプーンやフォークが使えるようになってから箸の使用を始めてみましょう。
食べたいという好奇心を育てることが大切です。
食べ方のチェック
①鼻呼吸ができているか
②口唇で捕食し前歯でかみ切っているか
③一口量を守っているか
④適切なペースか
⑤飲み込みは軽く顎を引いた良い姿勢で行えているか
咀嚼・嚥下のためのトレーニング
【① ポッピング:嚥下に必要な舌の挙上力向上】
舌全体を上顎に吸い付け、ゆっくり大きく口を開け舌をはじくように「ポン」と音を出します。
【② ガムトレーニング:咀嚼練習】
デンタルガムを用います。咀嚼により容積が変わらないので、一定の負荷を伴う咀嚼の訓練になります。また、口唇を閉じて噛む意識づけにもなります。
【③ プレオルソ】
当院で、取り扱いのある口腔筋機能訓練トレーナーです。
鼻呼吸、正しい舌位置・使い方、正しい嚥下の獲得を目的とした装置です。
また、一次矯正に使用され、歯を移動させるのではなく、口の筋肉をバランスよく鍛え、歯並びが悪くなる原因を取り除くことで間接的に理想の位置に歯を並べることができます。
まとめ
口腔機能の発達には正しい食事が大切なのですね。
よく噛んで食べることは、口腔機能だけではなく全身に影響を与えます。
口腔機能・食事のとり方・トレーニングについて、お気軽にご相談ください。