変わったよ!フッ素濃度! ~フッ素には”濃度”があることをご存じですか?~

  • 歯にいい話

歯といえば、歯磨き。

歯磨きといえば、歯磨き粉ですね。

 

歯磨き粉のCMでよく、「フッ素配合」や「フッ素高濃度」というワードを耳にしませんか?

虫歯予防に有効なフッ素には、年齢に応じて適切な「濃度」があるのです。

なんとなくフッ素入りだから良さそう。

とりあえずこれでいいや!

それなりに使用していませんか?

 

 

それでは、せっかくの効果が勿体ない!

ぜひこの機会に、皆さんに適したフッ素について

一緒に考えてみませんか?

 

フッ素濃度の新・推奨基準

2023年1月から、歯磨き粉のフッ素濃度の推奨基準が変更しました!

①歯が生えてから2歳まで 

旧:切った爪程度の少量 500ppm

→新:米粒程度(1~2㎜) 900~1000ppm

 

②3~5歳

旧:5㎜以下 500ppm

→新:グリンピース程度(約5㎜) 900~1000ppm

 

③6~14歳

旧:1㎝程度 1000ppm

→新:歯ブラシ全体(約2㎝) 1400ppm~1500ppm

 

④15歳~

旧:2cm程度 1000~1500ppm

→新:歯ブラシ全体(約2cm)1400ppm~1500ppm

 

使用できる濃度が上がりました!

6歳になれば、大人と同じ濃度のフッ素が使えるようになっていますね。  

 

ppmとは?

ppmとは、簡単に言えば濃度です。

濃度が高ければ高いほど効果も高いですが、

低年齢児に適切な濃度を超えたものを使い続けると

逆に、歯のフッ素症(歯が白く濁った感じになる)の原因になることもあるので、注意が必要なのです。

 

 

フッ素の効果とは?

そもそも、フッ素の効果とはどんなものでしょう?

フッ素は、歯の成分が溶け出る(脱灰)を抑制し、元の状態に戻す(再石灰化)を促進します。

歯を強化する役割もあるので、とても大切な成分です。

 

ただし、お子様の歯を強くしたいからと言って高い濃度のものを使用すると、かえって逆効果になったり、、、

大人が少ないフッ素濃度のものを使用していたら、もったいなかったりします!

 

 

フッ素の効果的な使い方

フッ素で大切なポイントは ☆お口にとどめること☆

せっかく適切に歯磨き粉を使用しても、流れていってしまうと元も子もありません。

 

 ~効果的な使用方法~

食後または就寝前に使うべし

ジェルタイプを使うべし

うがいは1回にすべし

 

このポイントを押さえておくと、口の中にフッ素が残りやすくなるので

意識して行ってみましょう♪

 

歯磨き粉の種類

歯磨き粉を大まかに分けると①ペーストタイプ②ジェルタイプの2つがあります。

 

ペーストタイプは皆さんがよく使用している「泡立つタイプ」

〇研磨剤で汚れをしっかり落とし、泡立つためすっきり感を得られます♪

でも、うがいが必要になるのでフッ素の成分を洗い流してしまう可能性が高い・・・

 

ジェルタイプは歯医者さんでよく使用する「泡立ちが少ないタイプ」

〇低発泡のため、うがいの回数が少なくて良い=フッ素がとどまる!!!

でも、ペーストに慣れている方には、慣れるまで少し物足りないかも・・・?

 

ジェルタイプだけでは心配・物足りないという方は、いつもの泡タイプの歯磨き粉で磨いた後に、リンスをするイメージでフッ素配合ジェルを塗布すると良いかもしれないですね☆

 

 

虫歯を予防したい皆さんを応援するために、ただいま当院では「大人の虫歯予防キャンペーン」を実施中です!

販売しておりますチェックアップの歯磨き粉のフッ素濃度は1450ppm。

つまり、6歳以上の方が使用できます。

虫歯が気になる大人の皆さん、6歳以上のお子さんがいるお父さんお母さん

これを機に、ジェルタイプの歯磨き粉を使用してみませんか?

このキャンペーンでは、

「スタンダードタイプ」と、歯の根元が露出している方へ向けた「ルートケアタイプ」を取り扱っております。

 

皆さんのお口にはどちらが適しているのか、一緒にご相談させていただきますので、ぜひ一度、ご来院くださいね。

 

みなさんがきらきらきれいな歯で、笑顔でいられますように。

 

 

 

 

 

松山市の痛くない歯医者を目指す

松友歯科クリニック

人気記事ベスト3