妊婦検診を受けましょう

松友歯科クリニックでは、様々な検診を行っています。

☆1歳半検診

☆3歳児検診

☆妊婦検診

☆節目検診

☆後期高齢者検診

☆定期検診（4～6か月を目途に、虫歯や歯周病予防処置などを行います）

 

その中でも今回は妊婦検診についてお話しますね。

 

妊婦さんの歯科検診はなぜ必要？

妊婦さんはホルモンバランスなど、身体の様々な変化の影響で、口腔内環境が悪くなりがちです。

また、虫歯菌や歯周病菌が体内に入り込むと、早産などのリスクが高まるともいわれています。

何より出産後は赤ちゃんのお世話に追われて、しばらくはゆっくりと歯医者に行く時間も取れなくなるもの。

松山市に住民登録がある方は、妊婦検診用紙をお持ちいただくと無料で検診を行うことができます。（妊娠期間中に1回）

 

妊娠中は虫歯になりやすい

 

妊娠中は、妊娠によるホルモンバランスの変化や、悪阻(つわり)のためにお口の手入れが不十分になってしまう等の要因により、虫歯や歯周病になりやすい時期です。

歯ブラシを口の中に入れるのも苦痛になってしまう方も珍しくありません。

食事を小分けにしないと食べることができなくなり、食べ物を口にする回数が増えるのも虫歯になりやすくなる原因の一つです。

また、妊娠中はすっぱいものを好んで食べるようになります。そうなると口腔内が酸性に傾きやすくなります。口腔内が酸性に傾くと、虫歯菌が繁殖しやすくなります。

このように、妊娠中は虫歯に十分注意しなければなりません。

 

知ってますか？妊婦さんのための歯科検診

妊婦さんの歯科検診は、いつも妊婦検診を受けている産婦人科ではなく、歯医者さんで受ける歯に特化した検診です。歯科検診の内容は、虫歯の有無や歯肉の様子をチェックするのが一般的です。

正しい磨き方のアドバイスももらえます。

妊娠中や産後の歯の問題など、気になることは遠慮せずに相談しておきましょう。

 

赤ちゃんへの影響

アメリカの研究によると、妊娠中に歯周病が進んでしまうと、早産や低体重児出産のリスクが7倍に高まる（妊娠37週未満で出産してしまう可能性がある）といわれています。

それはたばこやアルコールによる早産リスクよりも高い数値になっています。

体内で分娩時期を判断するための炎症性物質が、歯周病の免疫反応として増える物質と同じため、出産の合図と間違ってしまうのが原因といわれています。

また、赤ちゃんに虫歯をうつしてしまうリスクがあります。赤ちゃんのお口の中には、もともと虫歯菌は存在しません。大人の唾液を介して感染してしまうのです。赤ちゃんを虫歯から守るためには虫歯菌をうつさないことが重要となります。赤ちゃんが生まれてくる前に、一緒に生活する大人たちの虫歯の治療をしておくことが大切です。

そして、赤ちゃんが生まれてからは、食器の共有や食べ物に息をかけて冷ますなど、大人の唾液が赤ちゃんの口に入るような行為は控えるようにしましょう。

 

妊婦検診におすすめの時期

妊娠中期（5～8か月）の間であれば、ほとんどの方が問題なく診療を受けることができます。

妊娠初期（1～5か月）は切迫流産などの恐れもあるので、体に負担がかかるようであれば長時間の治療は避け、応急処置をして妊娠中期に治療を行いましょう。

できるだけ妊娠までに歯科治療を終えておくことが理想ですので、今後妊娠の可能性がある方は定期的に検診に来て、虫歯や歯周病の治療を終えておくことができるといいですね。

そして治療が終わったお母様方や特に問題がなかったお母様方には、引き続きお口の中を健康に保てるように定期的に歯科医院に通い、歯科医師や歯科衛生士からアドバイスをもらいましょう！

 

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