始めてみましょう、舌みがき
歯磨きの時などに、鏡で舌を見てみると、白や黄色っぽくなっていたりして気になることはありませんか?
『舌苔』と呼ばれる、舌に付着する汚れです。うっすらと白い程度が正常です。
舌苔とは、細菌や食べかす、剥がれた粘膜のなどが蓄積したものです。
口臭の原因となりますので、チェックしてみましょう。
INDEX
舌苔ができる主な原因
舌苔ができる原因としては次のようなものが考えられます。
①口腔内の清掃がうまくできていない
ブラッシング不足により、細菌や食べカスがたまりやすくなり、舌苔が蓄積されてしまいます。
②唾液の分泌の減少
唾液には、食べカスや細菌などを洗い流す作用や殺菌作用があります。
分泌量が減ると、舌が傷つきやすくなったり細菌が停滞し増えやすくなったりします。
③口呼吸をしている
口の中が乾きがちになり唾液が少なくなり、細菌が増殖している可能性があります。
鼻炎で鼻が詰まっているなど口呼吸になりがちな方は耳鼻咽喉科の受診も検討してみてください。
④服薬が影響している
抗生物質やステロイド剤の服用によって舌苔が発生する可能性があります。
長期間飲み続けることによって口腔内の常在菌の種類が変化してしまいます。
舌みがきの方法
それでは正しい舌みがきのやり方を見ていきましょう。
舌みがきには専用のブラシ(舌ブラシ)を使用するのをお勧めします。
舌ブラシの使用方法
舌を磨くときは、専用の舌ブラシか柔らかいブラシを使用しましょう。
使用時は、ブラシを水で濡らし舌の奥から手前にゆっくり軽く当てるようにしましょう。
前後に往復させたりするのはおすすめしません。細菌をのどの奥へ送り込んでしまう危険があります。
また舌の表面は柔らかいため、力を入れすぎると傷つけてしまいます。注意しましょう。
この時、歯磨き粉は必要ありません。
舌専用のクリーニングジェルが販売されているので必要に応じて購入してください。
舌苔がついている部分にブラシが当たるように鏡を見ながら行いましょう。
舌苔のついてない部分の清掃は必要ありません。
磨き終えたら、うがいをして口の中に残った汚れを洗い流します。
舌ブラシも歯ブラシと同じように、1ヶ月に1回を目安に交換しましょう。
舌みがきはいつ行うのが効果的?
朝は舌苔の付着量が多いので、起床時に行うのがおすすめです!
ケアし過ぎると逆効果となるため、1日1回程度にしておきましょう。
これまで舌をみがいたことがない人など、舌苔が厚くなっていて1回ではなかなか落ちない事もあります。
継続することで、少しずつきれいになっていきますので、無理せずに優しく取り除きましょう。
※もし、舌がヒリヒリしたり痛くなってしまったら、磨くのを止めましょう。
舌磨きをするときに「おえっ」と嘔吐反射がある方は・・・
食後すぐは避け、思いっきり舌を前に出して行ってみてください。
いきなり奥に舌ブラシを当てるのではなく、舌の先に当てて少し慣らしてから奥から手前に当てましょう。
舌ブラシが舌に触れるタイミングで息を吐くことで、軽減される可能性があります。
無理せずに行いましょう。
舌磨きは、1回にあまり時間がかからないので、口臭の気になる方など試してみてはいかがでしょうか?
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