感染症予防と口腔ケア
新型コロナウィルスの脅威に世界中が揺れています。
当院でもできる限りの対策を立て、日々ウィルス対策に取り組んでおります。
4月20日㈪のNHK「あさイチ」にても紹介されましたが、口腔ケアは感染症予防、そして万が一感染した場合も重症化リスクを減らす事に大きな効果をもたらすことが分かっています。
口の中には、常に300種類以上の細菌や真菌が生息していて、腸内細菌と同様に、私たちの体は口腔内の細菌ともうまく共存しています。
しかし、口腔内が不衛生になり、細菌が増えてしまうと、バランスが崩れ、粘膜の防御機能(粘膜免疫)を破壊する物質が生み出されてしまいます。
特に飲み込む機能が弱ったご高齢の方では、唾液に混ざった細菌が肺に入り、肺炎を引き起こすことが知られています。
むし歯や歯周病を予防するだけでなく、インフルエンザや新型コロナウィルスなどの感染症を予防するためにも、肺炎などの重症化を防ぐためにも、口腔ケアは欠かせない事なのです。
INDEX
正しい口腔ケアで感染症を予防しましょう!
⑴歯科医院で正しい口腔ケアを学びましょう
歯の形は複雑で、きちんとみがいているつもりでも、歯ブラシの毛先が届いていないところには必ず汚れがたまります。歯科医院で歯科衛生士による歯みがき指導を受けて、ご自分の苦手な部分を確認し、みがき残しなくみがけるコツを学びましょう。
⑵一日2回、「夜寝る前」と「朝起きてすぐ」に歯と舌をみがきましょう
寝ている間に口腔内の細菌は約1000倍に増えると言われています。マウスウォッシュでうがいをするだけでは、細菌の塊である「バイオフィルム」は除去できないので、必ず歯ブラシで丁寧にブラッシングしましょう。
⑶口の中をかわかさないようにしましょう
口の中の潤いのもとである唾液は、細菌やウィルスを防御してくれる作用を持っているため、口腔内を常に潤しておくことはとても大切です。
①唾液は咀嚼(そしゃく)をすることで増えます。「よく噛んで食べる」ことを心がけましょう!
②口呼吸をすると、ウィルスが直接のどに入ってきてしまいます。あいうべ体操や口テープで口呼吸を改善しましょう。
出典:(株)コムネット
③唾液腺を刺激するマッサージもあります。
飲まれているお薬の副作用などによりどうしても唾液が減少する場合もあります。ドライマウス用の口腔ケアグッズもありますので、歯科医師・歯科衛生士にお気軽にご相談ください。
口腔ケアで新型コロナウィルスに負けない体づくりを!
松山市の痛くない歯医者を目指す
松友歯科クリニック