歯の健康と緑茶とおしゃべり
歯の健康と緑茶とおしゃべり。
一見、何のつながりがあるの?と思われそうですが、
「緑茶」と「人の繋がり」が歯の健康に良い影響を与える、というのは、全くの推論ではなく、統計でも裏付けられているのです。
歯の健康と緑茶
皆さんは緑茶をよく飲まれますか?
「緑茶は虫歯予防に良い」と聞いたことがある方もいらっしゃるかもしれません。
緑茶に含まれる『カテキン』には殺菌作用があり、虫歯や歯周病の原因菌の増殖をある程度抑えてくれると考えられています。
さらに、緑茶には歯みがき剤に含まれる虫歯予防成分でおなじみの『フッ素(フッ化物)』も含まれていて、初期虫歯の再石灰化を促す役割も果たしてくれます。
緑茶のPH値
私たちの身近な飲み物には酸性の飲料がたくさんあります。(PH数値が小さいほど酸性が強い)
(例)コーラ 2.2前後
スポーツドリンク 3.0~3.5
100%オレンジジュース 4.0 等々
一方、歯のエナメル質の臨界点はPH5.5。
つまり、歯はPH5.5より酸性が強い環境にあると、歯のミネラルが溶けだしてしまうのです。
よってこれらの酸性の飲み物の『ダラダラ飲み』は歯にも要注意なのです!
一方、緑茶はPH6~7で、歯にも安心な飲み物と言えます。
緑茶とおしゃべり
統計的にも、高齢者を対象とした研究で、緑茶を一日に4杯以上飲む人は、飲んでいない人に比べて約1.3本歯が多く残っていました。
また、緑茶を飲まない高齢者の場合でも、1ヶ月に10人以上の人と会う方は、一人も会わない方に比べて約2,3本多く歯が残っていました。
人との交流があると、どこの歯科医院に行っているかなど、健康に役立つ情報を聞けたり、人と会う前に歯みがきをしたりするので、小さなことが積み重なって歯の健康を左右すると考えられています。
つまり、人とよく会い、緑茶をよく飲む人ほど、残っている歯の本数が多いのです。
とはいえ、緑茶を飲むだけでは虫歯や歯周病を防ぐことは難しいので、毎日のケアが大切になってきます。
ご自身での丁寧なケアと、歯科医院での定期的なメンテナンスを心がけましょう!
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