歯周病ってなに?
『歯周病』という言葉は、CMなどでよく耳にされる機会もあると思いますが、「歯周病=加齢に伴う病気」と思われていないでしょうか?実は歯周病は若い方でもなりうる病気なのです。
まず歯周病とは何かをご紹介します!
歯周病とは
歯は歯茎にくっついているものではなく顎の骨でもある歯槽骨という骨に埋まっています。
歯周病とは歯茎が腫れたり・血が出たりしますが歯茎の病気ではなく、実は歯を支えている骨(歯槽骨)が溶ける病気なのです。
歯周病は自覚症状がなく発見が遅れてしまうケースが多いのです。
歯がグラグラ揺れてくる=歯周病であると思われる方が多いと思いますが、実はその状態は歯を支えている骨が溶けてしまっている状態なのです。
そして溶けてしまった骨は元に戻りません・・・
早期予防・早期発見・早期治療が大事なのです!
歯周病の原因は?
歯周病になる原因は、歯垢(プラーク)です。歯垢1mgには一億もの細菌が含まれます。歯垢はご自身の歯ブラシで除去できます。
歯石とは、プラークが長期間歯面に付着しているときに唾液の成分(カルシウム・リン酸)が沈着して石のように硬くなったものです(石灰化)。
歯石は残念ながらご自身の歯ブラシでは除去ができず歯科医院での除去となります。
実はその歯石は・・・歯垢の溜まり場なのです。
小さな段差などに埃が溜まっていくのと同じで、お口の中でも歯石があることで歯垢がさらに停滞しやすくなります。
なぜ出血したり歯を支える骨を溶かすの?
歯茎が赤く腫れたり、歯ブラシを当てると痛くもないのに出血することはないですか?
歯垢(歯周病菌)が付着していると歯茎が炎症を起こします。
怪我をすると免疫細胞が傷を治すのと同じで、歯茎でも免疫機能として歯周病菌から体を守ろうと血液中の免疫細胞が活発に働き、血管が水風船のようにパンパンになります。これが歯茎が赤く腫れてしまう仕組みです。
そして出血は血管が水風船のようにパンパンに腫れているため、歯ブラシなどのちょっとの刺激で出血する仕組みとなります。
それではなぜ歯を支える骨を溶かしてしまうのでしょうか・・・。
長く歯周病菌と免疫細胞が戦うと、免疫細胞は次の手段として歯周病菌からの被害が体内に及ばないようにその歯周病菌から遠ざけようと歯を支えている骨を溶かすのです。これが歯を支えている骨を溶かす仕組みであり歯周病の仕組みとなります。
どうしたら歯周病にならないの?
自宅で歯みがきを頑張っていただき歯垢を除去していただくと歯石も付着しにくいです。ただもう歯石になってしまっているものは、歯科医院で除去しないといけません。歯周病を進行させないためにも歯科医院で定期的な歯石取りと歯みがき練習をおこなって歯周病予防をしていくことが大事です。
気づかない間に歯周病になっていないのか当院で調べてみましょう!
松友歯科クリニックでは、将来の患者さまの歯の健康のためにスタッフがご協力しております。
是非当院へ足をお運びください♪
松山市の痛くない歯医者を目指す
松友歯科クリニック