歯磨き粉、どれがいいの?

  • 歯にいい話

皆さん、歯磨き粉はどのように選んでいますか?

値段?パッケージ?CMでよくみるから?

なんとなく で選んでいる方、多いと思います。

 

1つ購入すると、無くなるまで「毎日」使用する歯磨き粉。

「毎日欠かさず使う」というのは 積み重ねです。

意味ある積み重ねは、のちに徳の山となります!

せっかくならば、効果のある歯磨き粉を選びたい。

そんなあなたに、歯磨き粉を選ぶ時のポイントを伝授致しますので、ぜひお買い物のときの参考書にしてみてください☆

 

1.歯磨き粉の分類

歯磨き粉は3つに分けられます

①化粧品

②医薬部外品

③第三類医薬品

様々な薬効を期待した「薬用成分」が配合されると医薬部外品に。

含まれていないものを化粧品に。

副作用の可能性が比較的低い医薬品で、購入する時に説明を受ける必要はありませんが治療薬に相当するのが第三類医薬品です。

ですので、歯医者で歯科衛生士と確認しながらえらぶことをおすすめします。なんだか特別感があっていいですね😊

 

2.歯磨き粉のチョイスは人それぞれちがう!!

早速、歯磨き粉を選んで行きましょう!

しかし 歯磨き粉選び、簡単そうに見えてなかなかむずかしいのです。

歯への負担が心配だからと言って、刺激が少ないジェルタイプを選ぶと、、、一見良さそうに見えますが、歯磨きが不得意な方の場合汚れが除去出来ず、逆にばい菌が残り炎症がおこる原因になったり。

虫歯リスクが高いからと言って、よく聞く人気なフッ素高濃度の歯磨き粉を選ぶと、、、

一見正解に見えますが、成分を見ると炎症を抑える成分が無配合で歯茎の腫れの原因になってしまったり。

1つのことだけ考えて選ぶと、良くないのです。

その方が 歯磨きが得意なのか不得意なのか?

そのうえで、なにが足りていないのか?

それを踏まえて、何を優先して選ぶのかが大切なのです。

では、歯磨き粉の選び方の参考に、いくつか歯磨き粉をご紹介いたします。

 

 

 

①チェックアップ スタンダード

主なターゲットは脱灰(歯の成分が溶けだす。いわゆる虫歯)の抑制・再石灰化(溶け出た状態を回復させる)です。

☆1450ppmのフッ化ナトリウムが配合されています。

フッ素濃度については過去のブログでもまとめているのでぜひ読んでみてください。

「変わったよ!フッ素濃度!~フッ素には“濃度”があることをご存じですか?~」

 

逆に、低研磨・低発泡ですので、汚れを落とすのが苦手な人には不向きです。

歯磨きが得意で、虫歯リスクを低くするにはピッタリですね。

 

 

②Systema ハグキプラス PRO

こちらはフッ素配合で①同様虫歯リスクの低減に加え、

☆IPMP☆LSSという虫歯菌や歯周病菌を殺菌する成分があったり

トラネキサム酸という炎症を抑える成分が含まれていたりします。

ゆえに、虫歯や歯周病リスクが高い方におすすめです。

低研磨・低発泡ですので、無配合のものよりは菌の除去率も上がります。

 

 

③ルシェロホワイト

こちらはおもに着色に効果がある☆PEG系の成分がふくまれており、タバコのヤニやステインに効果があります。

それだけでなく、フッ素も配合されており、虫歯予防効果もあります。

☆モノフルオロリン酸ナトリウムという種類のフッ素が配合されています。

塗布した瞬間から歯面に虫歯予防の効果がおこりやすい「フッ化ナトリウム」と比べると、効果が出るまで時間がかかってしまいますが、その代わり歯の深部まで効果がでます。

 

しかし、歯垢(ばい菌のかたまり・磨き残し)の中で分解されてしまうので、歯磨きが不得意な方には効果の出にくい種類のフッ素となっています。

 

 

大事な成分に☆マークをつけているので、歯磨き粉を購入する際に裏側の成分表を探してみてください😊

 

 

 

このように、歯磨き粉も一長一短

得意なところ・不得意なところがあります。

ご自身のブラッシングレベル・口腔内の状態によって選ぶ必要があるのです。奥深い!!

自分一人で選ぶのはこのように大変ですので、ぜひメンテナンスで一緒にご相談させてください。

ファッションや見た目、やりたいこと行きたい場所はその時その時代で変わっていきますが、「食べること」は一生変わらず続きます。

食べたいと思うこと、食べたいものを噛めて味わえることは当たり前なようでとても幸せなことです。

一緒に守っていきませんか?

皆様のご来院を 楽しみにお待ちしております。

人気記事ベスト3