治療回数~根の治療について~
むし歯の治療回数は、1回で終わる場合もあれば、4回以上通院しなければならない場合など、症状によって様々です。
1回で終わる治療方法とは、比較的小さなむし歯で、むし歯を取り除いた後に光で固まる樹脂を詰める方法です。
また、治療回数が2~3回かかる治療方法とは、むし歯を取り除いた後に歯の型を取り、その後詰め物や被せ物などを装着する方法です。
しかしむし歯が神経まで到達していた場合は、感染した歯の神経を取り除く必要があり、治療回数が多くかかります。
神経の治療が必要な場合とは
むし歯が歯の神経まで感染していた場合は、歯の神経を除去しなければなりません。
○ひどくしみる
○熱いものがしみる
○噛んでも痛い
○何もしなくても痛い
○根の先が腫れてくる
この様な症状がある場合は、基本的には神経の治療が必要になります。
神経の治療ってどんな治療?
「歯の神経の治療」「根の治療」は「根管治療」とも言われます。
根管治療とはむし歯の進行が歯の神経まで達していた場合に行われる、感染した神経を取り除く治療のことです。また、一度根の治療をした歯の再治療(再根管治療)も含まれます。
根管治療をせずに放置した場合や、治療の途中で中断した場合は、症状がひどくなり、抜歯となる可能性もあるため、歯を残すためには大切な治療となります。
根管治療では、細菌に感染してしまった神経をリーマーやファイルと呼ばれる器具で取り除き、歯の内部をきれいにした後、再度感染を防ぐために根の中に詰め物を行います。一度細菌が感染してしまった根の中をきれいにすることは、かなり大変なことです。なぜなら、根の中は直接見ることができず、根の数や根の中にある神経の管の数や形にはかなり個人差があるからです。人によっては神経の管が網目状に分岐しており、とても複雑な形態をしている場合があります。
このような複雑な形態をしている場合は特に、マイクロスコープ(歯科用顕微鏡)を活用することで、直接根の内を確認することができ、より正確な治療を行うことができます。
マイクロスコープは、肉眼でほぼ見ることのできない部分を約24倍に拡大して見ることができます。これまで肉眼でしか確認できなかった治療の様子をマイクロスコープで拡大することにより、正確な診断と精密で安全な治療を行うことが可能になります。
松友歯科クリニックでもマイクロスコープを設置し、精度の高い治療を心掛けています。
むし歯の治療回数・期間を減らすためには、定期検診を!
実際の治療では、むし歯だけではなく、歯周病の治療なども並行して行われる場合があり、治療回数はその分多くなります。また、歯周病の治療は数本まとめて行われるのに対して、むし歯の治療は1本ずつ治療していくことが多いため、本数が増えればそれだけ回数も増えてしまいます。さらにむし歯が進行すれば、治療期間は長くなり、かかる費用も高くなってしまいます。
そうならないためにも、定期的に検診を行い、むし歯のチェックを行うことでむし歯予防や早期発見・早期治療を行うことができ、治療回数や期間を減らすことにもつながります。
ぜひ、この機会に検診を受けてみてはいかがでしょうか。
松山市の痛くない歯科を目指す
松友歯科クリニック
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