虫歯について
虫歯の原因
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糖質
食べ物に含まれている糖質はミュータンス菌が酸を作る材料に使われます。
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細菌
虫歯菌(ミュータンス菌)が歯垢の一部になり歯の表面に付着し、
糖質から酸を産生します。その酸が歯の成分であるカルシウムやリンを溶かしていきます。
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歯質
歯の質は個人差があります。歯の表層のエナメル質は体の中で一番硬い組織です。
このエナメル質がもともと強い人弱い人がいます。強い方は虫歯菌が出す酸にさらされても、なかなかエナメルが溶けないので虫歯になりにくいです。
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時間
上記の3つの要素が重って、歯を磨くまでの時間が長ければ長いほど虫歯になりやくなってしまいます。
虫歯と唾液
その他の要因に唾液もあります。
唾液の働き
唾液には次のような働きがあります
➀緩衝作用
酸性に傾いたお口の中を中性に戻す働き
②自浄作用
お口の中の食べかすや歯垢などを洗い流す働き
③再石化作用
溶けだした歯質を元に戻す働き
唾液の流れから外れた歯の部位では一般的に食物残渣が停留しやすく虫歯の発症リスクが高くなります。
上の一番奥の歯に関しては唾液の流れから外れていて、歯ブラシも当たりにくいことから虫歯のリスクが高い部位の一つです。
噛む面の虫歯は10代が危険!?
噛む面の溝(小窩裂溝)が発達しているため、溝の深い部分では歯ブラシや唾液によるポジティブな影響が受けにくく虫歯のリスクが高まります。
未成年では噛む面の虫歯の割合が大きく、13歳の虫歯の80%以上が噛む面に発症している一方、成人になるにつれ減少していきます(成人になるにつれ歯と歯の間の虫歯の割合が増加している)
特に永久歯が生えてから2年程が噛む面の虫歯のリスクが高まる時期であることがわかっています。
主な原因は生えたての永久歯のエナメル質の成熟が不十分であること、生えている期間中の歯が先に生えている歯の噛む面より下の位置に存在すること、半分しか生えてないことで、嚙み合わせによる自浄作用が期待できないので、歯垢が非常に蓄積されやすい状態となるためです。
歯ブラシも唾液も届きにくい一番虫歯のリスクがあるのは・・・?
歯と歯の間、頬っぺた側、噛む面のうちでもっとも虫歯が発生するのは歯と歯の間です。
加えて最も歯垢を除去できてない場所も歯と歯の間でした。
歯と歯の間は歯ブラシだけでは清掃ができないことに加えて、歯と歯の間に近づくにつれ唾液の効果が期待できないため、虫歯がよくできます。特に奥歯の歯と歯の間にできます。
歯と歯の間の虫歯予防策は糸ようじになるので、糸ようじを使用することが大切です。
ダラダラ食べ飲みをせず、しっかり時間を決めて摂取し、
正しい歯ブラシ・糸ようじ操作をおこない虫歯を予防しましょう!
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松友歯科クリニック