口内炎は歯医者で治療するべき?治療内容・費用・受診のメリットを解説!
こんにちは。愛媛県松山市にある松友歯科クリニックです。
口内炎は誰もが経験する身近な症状ですが、痛みが強い場合や治りが遅い場合には、歯医者での治療が効果的です。
この記事では、口内炎を歯科医院で治療すべき理由や具体的な治療内容、費用について解説します。受診することで得られるメリットもご紹介するので、ぜひ最後までご覧ください。
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口内炎とは
口内炎とは口腔内の粘膜に発生する炎症のことで、痛みや不快感などの症状が引き起こされます。多くの場合、頬の内側や舌、歯茎の周りなどに円形・楕円形の白っぽい潰瘍ができるのが特徴です。
食事や会話をする際に痛みを感じることがあり、特に酸味や辛味のある食べ物を食べるとしみる可能性が高いでしょう。
口内炎の代表的な原因
口内炎の発症にはさまざまな原因が関与しています。ここでは、口内炎を引き起こす代表的な原因について解説します。
免疫力の低下
免疫力が低下すると全身の健康状態が悪化し、口内炎が発生しやすくなります。免疫力は、睡眠不足や栄養不足、過度なストレスなどによって低下することが多いでしょう。
また、風邪やインフルエンザなどの感染症にかかった場合や、免疫抑制剤を使用している場合も、口腔内の防御力が弱まり口内炎ができやすくなります。免疫力を高めるためには、規則正しい生活習慣やバランスの取れた食事、十分な睡眠が重要です。
物理的刺激
口内炎は、口の中が傷つくことで発生する場合も多いです。例えば、頬の内側を噛んだり、硬い食べ物が口腔内の粘膜を傷つけたりすることが、口内炎の原因に挙げられます。
また、歯並びが悪い場合や、矯正器具・義歯が粘膜に擦れる場合も、口内炎が発生しやすいでしょう。口腔内への物理的な刺激を避けるためには、食事の際にゆっくりと噛んだり、口の中を傷つけないように意識したりすることが大切です。
感染症やアレルギー
口内炎はウイルスや細菌感染、さらにはアレルギー反応が原因で発生することもあります。例えば、ヘルペスウイルスが原因になる口内炎や、カンジダ菌によるカンジダ性口内炎などが挙げられます。
また、特定の食べ物や薬剤に対するアレルギー反応が口内の粘膜に炎症を引き起こし、口内炎を発症させることもあります。感染症やアレルギーが疑われる場合は、早めに医師の診察を受けることが重要です。
口内炎は歯医者で治療するべき?
結論からお伝えすると、症状が軽度で短期間に自然治癒する場合は、必ずしも歯科医院に行く必要はありません。
しかし、歯科医院での治療が必要になることもあります。例えば、治りが遅かったり再発を繰り返したりする場合です。
通常の口内炎は1~2週間程度で自然に治りますが、それ以上治らない場合や頻繁に再発する場合は、他の病気が潜んでいる可能性があります。そのため、早めに歯科医師に相談することが重要です。
痛みが強く、食事や会話に支障が出る場合も歯医者での治療を検討するべきでしょう。症状に応じて、鎮痛薬や患部に塗布する薬を処方してもらえます。
また、口の中の状態に異常がある場合も、歯科医院を受診したほうが良いでしょう。矯正器具・義歯があたって粘膜が傷ついていることが原因の場合、歯科医院で調整をしてもらう必要があります。
口内炎の歯医者での治療内容
歯科医院での口内炎の治療は、症状の緩和や早期治癒を促進するために効果的です。以下に、歯医者で行われる口内炎の治療内容について解説します。
薬の処方
口内炎の症状を緩和するために、抗炎症薬や鎮痛薬を処方することがあります。これらの薬は、口内炎の炎症を抑えて痛みを和らげる効果があります。特に、痛みが強く食事や会話が困難な場合には、症状の緩和に効果的です。
また、口内炎は栄養不足が原因で発生することがあります。特に、ビタミンBや鉄分などが不足すると発生しやすいでしょう。
栄養不足が原因と考えられる場合、ビタミン剤を処方されることがあります。栄養を補うことにより口腔粘膜の健康が改善されて、口内炎の再発を防ぐ効果が期待できます。
レーザー治療
歯科医院によっては、レーザーを用いて口内炎を治療することもあります。炎症を起こしている部分に直接光を照射することで、患部の炎症を抑えて組織の再生を促進します。
歯科治療で用いるレーザーは、治療中の痛みをなるべく減らせるよう設計されています。また、治療中の痛みだけでなく、治療後の消炎・鎮痛・殺菌効果も期待できるでしょう。
口内炎を歯医者で治療するときにかかる費用
口内炎の治療は基本的には保険適用のため、かかる費用は安価でしょう。初診料や再診料に加えて、口腔内の消毒や抗炎症薬の処方などの基本的な治療であれば、1回の診察で1,000〜2,000円程度が一般的です。
実施している歯科医院は限られているため、検討する場合はしっかり事前に調べましょう。
口内炎で歯医者を受診するメリット
口内炎で歯医者を受診することで得られるメリットは様々です。以下で、主なメリットについて解説します。
症状の早期改善に期待できる
口内炎は強い痛みを伴う場合が多く、日常生活に支障をきたすことも少なくありません。歯科医院では口内炎の専門的な治療を受けられるため、早期に痛みなどの症状を改善できるのは大きなメリットと言えるでしょう。
根本的な原因を特定し治療できる
口内炎が繰り返し発生する場合、原因が改善されていないと考えられます。歯科医師による診察では、口内炎の根本的な原因を特定し適切な対策を講じることができるでしょう。
例えば、免疫力の低下や歯並びの問題、口内の傷などが原因である場合、改善するためのアドバイスや治療を受けることも可能です。そのため、口内炎の再発を防いで口腔内の健康を長期的に保つことができます。
他の病気の早期発見につながる
長期間治らない口内炎や異常な形状・色をした口内炎は、口腔がんなど重大な病気の兆候の可能性もあります。歯科医院を受診すれば重大な病気を早期に発見し、治療につなげられるでしょう。
口内炎が治りにくい場合や異常を感じた場合は、早めに受診することが重要です。
口腔内の健康維持になる
歯科医院では口内炎の治療だけでなく、適切な口腔ケアについての指導も受けることができます。正しいブラッシング方法や食生活の改善、ストレス管理など、日常生活で実践できる具体的なアドバイスを受けて実践すれば口内炎の再発を防げるでしょう。
また、歯科医院では、患者さま一人ひとりの口腔内の状態に合わせたケア方法を提案してもらえます。そのため、より効果的に口腔内の健康を維持できるようになります。
口内炎をそのまま放置するとどうなる?
口内炎は多くの場合自然に治癒しますが、放置するとさまざまなリスクがあります。軽度の口内炎であっても、症状が悪化する可能性や他の病気と関連している可能性があるため、適切な対処が必要です。
ここでは、口内炎を放置した場合に起こり得る問題について詳しく解説します。
生活への支障
口内炎を放置すると、炎症が広がって痛みがさらに強くなることがあります。食事や会話をすることが困難になり、日常生活に大きな支障をきたす可能性があるでしょう。
特に、酸味や辛味のある飲食物は強くしみるため、食事の楽しみが失われることもあります。
口腔がんなどの重大な病気の可能性
口内炎が2週間以上治らない場合や、形状・色が通常の口内炎とは異なる場合、口腔がんなどの重大な病気が原因の可能性があります。特に、口内炎が頻繁に再発する、または痛みが非常に強い場合は、早期に医師や歯科医師に相談することが重要です。
放置することで病気の発見が遅れ、治療が困難になる恐れもあるので注意しましょう。
全体的な口腔内の健康悪化
口内炎が長期間放置されると、口腔内の他の部分にも悪影響を及ぼすことがあります。例えば、炎症が広がることで、歯茎の腫れや出血などが発生する場合があります。
また、口内炎の痛みを理由に口内ケアを怠る場合もあるでしょう。口腔内の清潔を保つのが難しくなり、さらなる口腔トラブルが発生するリスクも高まります。
口腔内の健康を維持するためには、口内炎を放置せずになるべく早く対処することが重要です。
まとめ
口内炎は日常的に経験することの多い症状ですが、放置すると日常生活に支障をきたす可能性があります。また、2週間以上治らない場合や再発を繰り返す場合、重大な病気の兆候である可能性もあるため、早期の対応が必要です。
歯科医院での口内炎の治療は、痛みの緩和や症状の改善に効果的であり、原因を特定して適切なケアの指導も受けられます。口内炎を軽視せずに早期に専門家の診察を受けることで、口腔内の健康を保ち、快適な生活を維持できるでしょう。
口内炎の治療を検討されている方は、愛媛県松山市にある松友歯科クリニックにお気軽にご相談ください。
当院では、一般歯科や小児歯科・小児矯正、ホワイトニング、インプラントなど、さまざまな診療を行っています。ホームページはこちら、お電話でのご予約もお待ちしております。